長蓮寺とは…当山は、猷栄山(ゆうえいざん)長蓮寺(じょうれんじ)と云います。 富山市西中野本町にあります。「法華宗」のお寺です。ご本尊(仏様)は、「久遠實成のお釈迦様」です。ご本尊(仏様)を拝むときは、「なむみょうほうれんげきょう」とお唱えします。経典は「妙法蓮華経」(法華経)です。 |
今から、450年前(時は戦国時代)、
法華宗総本山本成寺の8世日覺聖人が富山を通りかかられたとき、天台宗(当時)の本覚寺と言うお寺で「法華経」の教義をお説きになりました。当時の住職はとても感銘を受け、法華宗に改宗し 一寺を富山覚中町に建立されました。
(江戸時代古地図)
これが「長蓮寺」です。 1556年(弘治2年)3月4日の事でした。
(戦前の長蓮寺)
明治3年 富山藩の発令された「合寺令」※により一時廃寺となりましたが、明治12年に現在の場所に移転して再建されました。
その後、戦災など苦難もありましたが、綿々と法燈を継承されております。今の住職で35代目になります。
昭和58年に本堂、平成6年に庫裡を新築され近代的な建物になりました。
平成20年に開創450年を記念して、「久遠の塔」(永代納骨堂)が建立されました。
平成28年に改装し、家族葬ホールが完成しました。
※富山藩にあったすべてのお寺は、各宗派1ヶ寺だけにまとめ、それ以外の寺を廃寺とする。 いわゆる廃仏毀釈
寛文8年(1668年) 長蓮寺8世日達が上洛の際、京都別院本禅寺 11世智門院日忍聖人より頂いた仏様(ご本 尊)です。
当時、富山藩重臣大竹家では、世継ぎが生まれ ず、生まれても死産ばかりでした。
困った大竹氏の願いに、時の住職が京都に赴き 日忍聖人より仏様を揮毫していただました。
この仏様を、持ち帰り 長蓮寺にお祀りして、願をかけると、不思議と、子がたくさん授り、丈夫に育ったと伝えられています。
それ以来、評判を呼び「子育て鬼子母神」像と併せ、「子育ての寺」として地域の信仰を深めています。
法華宗の中にも幾つかの流派がありますが、長蓮寺は法華宗陣門流と言い、本山は新潟県の三条市にある「総本山 本成寺」です。 法華宗ホームページ http://www.hokkeshu.com/ |